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2005年9月 9日 (金)

トラクションのお勉強(エア圧編)

さて実験開始。
用意するのはスタッドレスタイヤ、10kg入り砂袋6個、エアゲージ、そんなもんか。
まずは新品スタッドレスを履いて普通に"スケートリンク"アイスバーンを走ってみる。通常タイヤ屋が組んで入れてくれるエアは2.2〜2.4kgf/cm2程度のようだが(スタッドレスの場合)、ここでは2.2からスタートする。

この状態での117は、まずラフにクラッチミートするとほとんどは発進できない。リアが空転するだけで前に進まないのだ。慎重に慎重に半クラッチを使い必要最低限のトルクを与えてやった場合のみなんとか発進できるような感じ。そして仮に発進できたとしても次はブレーキで間違いなく泣く事になる。...まぁ止まりません。
ほんの少し強めにブレーキングしただけでいとも簡単にロックするし、コーナーでロックして滑り出したらブレーキをリリースしてもそのまま滑り続けるのが普通。

ここでの回避方法は二つあり、一つはダメモトで「人間ABS」を行う事なのだがこれはまぁ滑ってからの手段としてはちと辛い。ほとんどの場合は効果なしである。圧雪路の場合は結構使える技なので一応基本に入れておいた方が良いが...。

お勧めは「アクセルによる回避」である。
コーナリング中に滑ってステアによるコントロールが効かなくなった場合、そのままだと超アンダー状態で車はアウト側に飛び出す事になるのだが、ここで何かのきっかけによりフロントのグリップが回復する場合があるのだ。もちろん何もしなければ何も起こらないわけだが、車の修理代が惜しければジタバタしてみる価値はあるだろう。
やり方はまず滑った瞬間に一応カウンターを当ててみる。ま、普通は無反応だけど。次にその状態のままアクセルを「やや強めに・短く」踏むと言う事を数回繰り返す。この時に車のハナの動きに注目し、僅かでも変化を感じられたらやや長めにアクセルを踏んでみる。これで運が良ければフロントのグリップが戻り車の向きが変わるのであとはステアとアクセルにより車が道路の上に居られるよう努力すればよい。
それとステアを左右交互に切り続けてきっかけを作ると言う場合もある。
通常この滑っている状態では意外に時間はあるものだから、実際には両者を併用するのが望ましい。とにかくあきらめない事が肝心なのだ。

またどう考えても衝突を回避できそうもない場合、一旦当てたカウンターを戻して逆にイン側にステアを切り、アクセルも強く短く踏んでスピンさせる方法もある。もし上手く小さくスピンしてくれればこれが最も確実な停止方法となる。

いずれの場合も周りの状況を瞬時に判断する事がまず必要で、それによってどういう回避の仕方が最も効果的か考えなければならない。
とりあえずジタバタしてみて、上記の技が効力を発揮して回避できればシメたものだが、ダメだったら次はどこから当てたら最も安く済むかを考えると言うわけ。

次にこの一連の操作を2.0のエア圧で試してみると、全ての状況が明らかに好転するのがわかる。スタッドレスの場合はエア圧が低い方がより効果的なようだ。同様に1.8、1.6と落として行くと効果はより顕著となるが通常の使い方では1.8がお勧めであろう。
この状態でも高速道路を走れるし。(乾いててもせいぜい120km/hまでね)

このエア圧1.8で走るスタッドレスの状態と言うのがアイスバーンでの一つの指針となるようだ。タイヤが新品もしくは2シーズンめまでならばこの状態が性能的なMaxと考えた方がよい。
これに例えばゴムチェーンを巻いたとしても効果は大差なく、むしろ踏破性がオチる場合だってある。使うとすればスタックからの脱出用に限るべきで、その場合はむしろ昔ながらの鉄製チェーンの方が効く。
つまり単純に、一流銘柄の新品スタッドレスで1.8状態をベストとすると、無名安売り品や2シーズンめ以降の物は2.0で走っていると考えればほぼ感覚的に合うはずだ。更に3シーズンめ以降や極端にひどいタイヤでは2.2で走っていると考えるようにすればよい。

ここまでの話、普段サーキットでサルになっているアナタ、何か思い当たるフシはないですか!? (笑)

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コメント

空気圧、大切ですね。とくに悪路では。普段トライアルをやっている私のバイクは、基本は(ミシュランの場合)、リア0.26、フロント0.42です。公道も走りるツーリングトライアルはリア0.45、フロント0.61で走っています。ですから、ある程度速度で公道を走るとスタッドレスのブロックが砕けるのが感じられるのと同じ感覚です。特にコーナリングでは。滑ってグリップしないときでも、アクセルを開けているとグリップしてきます。また、アクセルのオン・オフでグリップさせます。このあたりは車もバイクも同じですね。

トライアルの方って究極のタイヤ使いの名手だと思って見てましたけど、そこまで細かい調整なんですか!?
あの荷重移動の名人芸を見習いたいと思うのですが、もうシロートにはイメージすらできませんもんねぇ。

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