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2005年9月 8日 (木)

トラクションのお勉強(前編)

FR車でのトラクションを考える上で、冬のアイスバーンと言うのはある意味究極のテストコースとなる。筆者は基本的に自分で体感した事しか信じないタチであるので、例えそれが理論から外れていたり、また挙動変化の要因が筆者側のヘボによるものであったとしてもここでは構わずどんどん書く。
#...なので、重ねて言うが、この筆者の言うことをあまり信用しちゃぁイケません。(笑)

筆者は90年代の大半を岩手の山中で過ごした。
R-P1030333岩手県葛巻(くずまき)町と言うこの北上山地の北端にある小さな町は古くから酪農が盛んな地域であり、ヒトが約1万弱に対しウシは2万頭以上いる。写真は袖山山頂にある「町営袖山放牧場」。
こうやって写真を撮ったりしてのんびりしてるとウシがどんどん寄ってくる。寄ってこられたからって何かが起こるわけでもなく、1m先にある大きなまんまるまっくろけのウシの目をのぞき込んでもテキが何を考えてるのかさっぱりわからず、気がついた時には117と筆者の前にあのデカいウシが20頭ばかり集ってごった返していると言うような事が時々あったと言う事であり、まぁココでは極く普通の日常の風景なのであります。

写真の117は '80 PA96 XC-Ltd。コメントを頂いたパンジャさんと同タイプの車で筆者の4号車になる。筆者はこの96XCを4台乗り継いでいる。
この袖山には標高約600mの県道上り口から約1000mの頂上まで続く10km程のヒルクライムコースがあり、これが実に具合の良いテストコースとなっていた。道幅はそこそこあり、交通量は極端に少なくもちろんホルスタインカラー(笑)の車が通る事もない。心配なのはコーナーの真ん真ん中で軽トラを止め山菜取りしてる地元の人ぐらいのもんか。ただし何しろ車が滅多に通らないため路面のグリップは最悪だけど...。

もう一つ、こちらは隣の山形村にある「平庭高原」の白樺林。R-P1030334約10kmに渡って延々ほぼ白樺のみの森が続く非常にきれいなところである。標高は約700m。ここも気持ち良く走れるコースであった。こんなきれいな所に住んでいて、カッ飛んで走る必要も無いでしょうと言うアナタ、確かに間違っちゃぁいません。だけどここでは、とりあえずスーパーに買い物しに行きましょうと言う時に最低でも35km(R7沿いの沼宮内)、50km(沿岸の久慈市)、70km(盛岡・八戸)走らなければいけないのだ。のんびり走ってたら明るい内に帰ってこられないでしょと言う事になる。(笑)

さて、写真ではあくまでも夏のきれいな時期を紹介したが、冬になるとこの地域は非常に気温が下がり一部で「日本のチベット」と呼ばれるような状況となる。そう言われているのは別に冗談でも何でもなく、筆者が居住していた間に体験した最低気温は-24℃(!!)。冷凍庫に住んでるわけじゃないんだからさぁ...。
当然路面も物凄い事になり、加えて地形的な特徴で比較的降雪量が少ない事も相まって冬時期はアイスバーンが当たり前と言う事になる。

ここで言うアイスバーンだが、読者の皆さまが想像されるアイスバーンってどんな感じでしょう? 圧雪路の表面が昼の内に融けその水分が凍ってカチカチになった状態? それが轍に溜まって部分的に凍ってるとか?
ここでは実は北海道の冬の状況と全く変わらないのである。
降雪量が少ないと言う事は真冬でも路面が乾いてる場合があり、それに例えばうっすらと雪が積もったり、路肩の雪解け水が流れ込んで路面を覆ったり、酷い時には日中雨が降って夜間に急速に冷えたりと言った場合、道路は全面が凍る。端から端まで見事にツルッツルのスケートリンクになるのだ。
こうなると本当に冗談ではなくヒトがまともに歩く事もできない。道端に車を止め自販機のタバコを買いに行くのだって大変。そう言う所をそれでもどうにか走ってしまう現代のスタッドレスタイヤはエライとしか言い様がないのだが、後編ではそんな冬道での117の挙動を通してトラクションと言うものについてちょっと考えてみる。

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