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2006年1月 6日 (金)

ALTEC #1005B

せめて写真をと思ってググってみたらhitしたのは中国語のbbs一件だけであった。
さすがに読めませんて..(汗)

ALTEC #1005Bは10セルのマルチセラーホーンで、500Hz以上の帯域を受け持つ。
バリエーションとして15セルのもの(#1505)あるいは8セルのもの(#805)があり、またカットオフも800Hz(#1008)、さらに300Hz(#1503)なんてのもあったような気がするのだが、...こう言う資料ってnetには無いんですかね。
筆者の資料はもう20年も前に処分してしまったし、ALTECには世界一詳しかった岡俊夫先生もずいぶん前に亡くなった。
#この方面の資料は残して置いた方が良いと思うのだが...

文章だけではわかり辛いと思うが少しご説明させて頂く。
このシリーズのホーンはいずれも一辺が5インチ程度の正方形の開口部を持ち、カットオフによってホーンの長さが変化する。
セルの数は求められる指向性によって選択され、すなわち縦方向が2段/3段、横方向が4列/5列の組み合わせから選ばれる事になる。
各セルは開口部と根元スロート部で各々ハンダにより接合されるのだが、元のホーン自体がほとんど「ブリキ製」なため当て板をして強度を保つようになっている。

この構造は後の311-60/90や811/511が鋳物一体成型であるのに比べると非常に手間のかかる造り方であり、事実このシリーズが生産されなくなったのは熟練工のリタイアが直接の原因であったとも言われている。特にスロート部のハンダは非常に困難な作業であったようで、一品一品が手作りのホーンを束ねてスロート部を形成するにはそれぞれのゆがみを矯正してうまく折り合いを付けるための深い経験が必要であり、その技術を持った熟練工が最も遅くまで残っていたのがALTECであったと言う事らしい。他のメーカーのものは50年代でほとんど消えたのではないか?

この造りかたが理論的に無理がなく優れているのは明らかだが、見た目の「まさにホーン」と言う形状が心情的に大きな安心感を与えてくれるのも確かであり、家庭でオールホーンシステムを組む場合には見た目の座りの良さと言う点でイチ押しの品なのである。
ただし正式に民間に出回った数は恐ろしく少ないはずだ。価格もべらぼうに高かったし、またこれだけの大きなホーンを使いこなせる環境と言うのはそう多くないはずなわけで..。
そのため実際には大きな映画館のスクリーンバックであるとか、あるいはいにしえの名劇場で使用されるに止まり、少なくともアマチュアの手に届くようなものではなかった。

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コメント

> せめて写真をと思ってググってみたらhitしたのは中国語のbbs一件だけであった。


写真位幾らでもありますが何か。
Googleなんか使ってるからです。

http://images.search.yahoo.co.jp/bin/query?p=ALTEC+%231005B&n=3&b=0&c=image&rh=20&d=1&to=0
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/bontoro/yota/yota/yotavol3.htm
http://page12.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p34266477
http://www.westernlabo.co.jp/hit_unit_1.html

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