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2006年1月16日 (月)

「まとも」な音...

主治医宅でのオーディオはあくまで一般的なジャズ/オーディオマニアとしての王道を貫き、世間一般的に一定の評価がある機材を選び尚且つビジュアル的にも優れたものを選択してきた。
なぜかって?
お世話になっている主治医氏を、なにもわざわざヤクザな世界に引き吊り込むわけには行かないでしょうが..(笑)

ヨソ様のオーディオを調整する場合、基本的にはまず「まとも」な音を目指す事になる。それぞれのコンポーネントが持つ能力と音色の特徴を最大限発揮した上でシステム全体がバランスするような調整を行なうわけなのだが、実はこの時に筆者自身がかつて(短期間ではあるけれど)業界側に居たと言う経験が足を引っ張る事になるのである。つまり自然に「まともな特性」の音を指向してしまうのだ。

では両者の違いとはいったい何だろうと言うお話しをする。
一般に基本性能が優れたコンポーネントを集めてシステムを組んでみてもそれが必ずしもまともな音になる保障は無い。むしろほとんどの場合は良好なバランスさえ得られずに終わる事が多く、それまでに費やしたハンパな額では済まないカネを無駄にする事にもなり兼ねない。
#主治医氏宅のようなレベルでは簡単に数百万飛びますから..。

この原因の多くは各機器の選択を間違えている事によるのだが、これは例えばJBLに対するMcIntoshのような定番の組み合わせでも起こり得る事であり、すなわちそれぞれの機器が開発された年代をマッチさせる必要がある。
その点で主治医氏が自身で最初に選択したC28+MC2105と言う組み合わせは正しいと言えるだろう。ただしあまりにもC28の状態が悪かった。最初に聞かせて頂いた時はとてもマッキン+JBLの音とは思えないほどで、加えて#130H+#375+自作ウッドホーンをやはり自作のバスレフ箱にまとめたスピーカーシステムもまるでバランスがとれていなくて、正直筆者はここのシステムに手を入れようと言う気は全く無かった。
#そもそもオーディオマニアが自身の考えで取り組んでいるシステムを他人が横から安易に口出しするのはちょっとマズイわけで...
#C28を修理するのも相当なカネが掛かりそうだったし...

ところが117を通してこの主治医とのお付き合いを進める内に、実はこの主治医氏が心底正しいアドバイスを求めていると言う事に気がついた。...と言うか、ご本人がそうおっしゃるのだ。
主治医氏は群馬が地元でありオーディオ機器も全て地元のショップで調達していた。まぁ選択したそれぞれの機器の方向性は間違っていないから良いとしても、それらを良好な状態で維持しシステムとしてまとめ上げるにはしろうと一個人の手には余る部分があるのが普通であり、通常はそれをショップ側がフォローする事になるのだけれどここではそのショップのレベルが低過ぎたようだ。
色々調べて自分なりに満足の行く品を買ったはいいがそれをまとめ上げる事ができず困っていたというわけ。

まぁでも、最初は筆者も静観すると言うか、ご本人がどこまで本気でアドバイスを求めているか見当がつかないしと言う事もあって、最初の内はお話しするだけで機器にさわる事はしなかった。
時間をかけてお互いに話をする事で少しずつその人の音と言うものが見えてくる。それによって筆者がお手伝いできる部分がはっきりしてくるし、その人の音を実現するための方向性も見えてくる。
結果的に主治医氏の覚悟は本物であったようだ。

そうして一年ほど掛けてたどり着いた結論は一旦「まともな音」にしようと言う事であった。

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