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2006年1月19日 (木)

補修方法

JBL等の著名な(高価な)ユニットでは、ほとんどの場合コーン紙あるいはドライバーのダイアフラムを新品と交換する事ができる。これはもちろん今現在でもそれぞれの輸入元や本社で普通に作業してくれる。

スピーカーの場合通常の使用で傷むのはまずこの部分であり、PROの現場では過大な入力により「飛ばす」と言う事も実際よくある事だ。そのため短時間にこの振動系を交換して復帰できるような体制が出来上がっている。特にドライバーのダイアフラムはバックプレートを外せばすぐに交換できるような造りになっていて、これはある程度慣れればしろうとでも十分可能なレベルの作業であり、とにかく音を出し続けなければいけない現場でのトラブルを最低限の交換時間で対処できるようにしていると言うわけだ。

コンサートなどのPAの場合、普通先に飛ぶのは高音側のドライバーである。
ウーファーは案外しぶとい。

ウーファー側の振動系のトラブルは全てが振動系丸ごとのアッセンブリー交換となる。つまりコーン紙・エッジ・ボイスコイルが一体の状態での交換となる。
マグネットはほとんど永久的なものなので普通は問題が起こる事は無いが、厳密には年月に比例して磁束密度が若干ながら落ちて行く。ただこれも必要であれば再着磁が可能で、まぁ普通は心配する必要は無い。
問題はコーン紙なのだ。

昨日のLE-8Tのようにエッジが崩れ落ちてしまった場合、メーカーへの補修依頼をすると間違いなく上記のようなアッセンブリー交換となるわけなのだが、残念ながら出来上がり状態の音はオリジナルと相当違ったものになっている場合が多い。
もちろん見た目は全くの新品状態になるし外観上のオリジナルとの違いは全く無いのだけれど、各部の材質や加工方法・接着剤、あるいは作業の熟練度であるとかの要素により出てくる音はまるっきり別人になったかのような変化をする。

これはさすがに困るのだ。
PAの現場のような「とにかく音が出る」事で満足しているようなマニアはまず居ない。長年かけてようやくいくらかマシな音になったかなぐらいの時点でエッジが崩れてしまったらこれはもう泣くに泣けないわけで、かと言ってコーン紙を張り替えればそれまでの努力は元の木阿弥、またイチから音作りを始めなければならなくなる。

そんな状況に対して少数ながらアフターマーケットで部分的な補修をする場合がある。

R-P1030449これは札幌の「ファンテック」と言う業者さんから譲って頂いたLE-8T用エッジ張り替えキット。

R-P1030450材質や形状は限りなくオリジナルに近いと思われる。

メーカーに無ければアフターマーケットで作ると言うこの手法、オーディオの世界では昔から普通に行われてきた。もちろんモノはピンキリ様々なのだけれど、結果としての音は、今となってはオリジナルの8割も実現できれば十分満足すべきなのではないだろうかと筆者は思っている。

そしてこのようなアプローチの仕方こそ我々のような古い車を愛好する人種には必要な事であると思うのだが、ショップ製パーツがほとんど全滅している現代の117事情ではこれはもう個人レベルで地味に進めて行くしかないのかなと言う気がしてきている。

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