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2006年1月28日 (土)

ドライ路面での検証

スタッドレスタイヤに関する記述を続ける。
#たぶん数日かかりますよ...(汗)

スタッドレスタイヤの特性について、乾いた路面での検証をしてみよう。
通常雪道で使用されるのが前提のこのスタッドレスであるが、もちろんドライ路面での使用を禁じているわけではない。とりあえず普通に走る限りでは普通に近い性能は得られる事になっている。
ただ、昨日の記事でも書いたが、絶対的なグリップは通常の夏タイヤとは比較にならないほど劣るものだと言う事は覚えておいた方が良いだろう。加えて近年の新車装着タイヤのグリップレベルの向上と言う要素もあって、現実的なスタッドレスのグリップレベルはせいぜい夏タイヤの半分と考えるのが妥当だろうと思う。

具体的にはまずブレーキがまるで効かなくなる。仮に50km/hからフルロックさせたとして、感覚的な制動距離は1.5倍を越えるものとなる。この時の絶対的なグリップも遥かに劣るためABS(あるいは"人間ABS")を介したとしても事情は変わらない。
#とにかく止まんないです。

またコーナーでの挙動についても同様であり、一般的にはアンダーステアが強くなって、一般的な夏タイヤと比較すればせいぜい60%のコーナリングスピードを保つのが精いっぱいであろう。
細かく言えばこれに極端なブロック剛性の低さや柔らか過ぎるサイドウォールの特性と言ったものが相乗しコーナリングスピードの限界を更に低いものとしている。
単純に言うならば、命が惜しかったらスタッドレスでのハイスピードコーナリングは今すぐおやめなさいと言う事。
#一旦ブレークしたらその後の建て直しはまず不可能でしょう。

次に高速道であるが、通常スタッドレスのスピードレンジは「Q」となっていて、これは最高速度160km/hまでを保障する事になっている。これはもちろんメーカー側が安全を見込んだ数値であり、実際には短時間180km/hで走行する程度では何の問題も無い事は筆者も確認している。(大きな声では言えませんが..)
ただその数値だけを鵜呑みにしてもらうとマズいわけであり、つまり160km/hで連続走行する性能があるからと言っても、その速度からもし急制動する必要があった時に通常の夏タイヤと同じような制動力を発揮すると言う意味ではないのだ。
実際にそう言う場面に出くわしたら、例え少しばかり運転に自信があるような方であったとしても真っ青になる事は保障できます...。
これが例えばNeovaでパニックブレーキを踏んだとして、その場合運転手にスキルがあれば敢えてブレーキを抜いて進路を変え危険を回避すると言うような手段もあるわけなのだが、スタッドレスでそれをやろうとしても「全く無駄」なのである。
じたばたできるのはあくまでもタイヤ側に余力がある場合に限るのであり、スタッドレスでそんな真似ができるのは「神様」の領域であると考えた方が良い。

そのような理由から筆者としては安易にスタッドレスを信用する事に対して警鐘を鳴らすわけである。

繰り返して申し上げるが、必要のない場面でのスタッドレスの使用は十分に命の危険を伴うものだと言う事をご理解頂きたい。
仮に事情があってひと冬スタッドレスを履き続けるのであれば、ドライ路面での運転は夏タイヤ比「半分」の運転を心がけて頂きたいものだと思う。

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e/f_雪道の走り方」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。イノウエさんちから飛んで参りました。

ワタシの勤め先の社用車、社長の意向(威光?)で12月から3月までスタッドレスを履いてるんです。実際、雪が降ったら乗らないっつーのに。(^_^;)
社員はそのグリップのなさを気付いているんですけど、社長は全然わからない様子。困ったもんです。

しかし、街中を走ってるタクシーのほとんどがスタッドレスです。毎日乗ってると、感覚が麻痺しちゃうのでしょうか。夏タイヤと同じペースでガンガン走ってますねぇ。後ろに付かれたくないです。(^^ゞ

まさそりさん、いらっしゃいませ。
おっしゃる通り都内在住の方でしたら雪が積もったら車に乗らないと言うのがベストだと思います。

で、まさそりさんはMiniですよね?
ワタシいまだにあのクーパーSが911をぶっちぎったモンテ(だっけか?)の事件が信じられないのですが、ノーマルで既にハラ擦ってるような(笑)Miniがどうして雪道でスタックしないのかが謎です。
#やっぱ腹下にスキー板が付いてたんでしょうか!? (爆)

117おやじさんありがとうございます。

もともと競技用のトライアルタイアで公道走ってますから、スタッドレスのブロックの腰砕け方はほぼ同じです。

街中走るとき、ブレーキパッドはノーマルが良いですね、今回早朝のアイス(ミラー)バーンを走ったとき、娘を駅に送ったあと緊張が切れたのかどうか分からないが、急なブレーキじゃなかったのに赤信号で止まるとき、若干ロックしクルマが右へ左へ。注意してプレーキングしたのに、何でだろうと考えたが最初は分からなかった。途中から「ブレーキパッドが特注」だったことを思いだした。
アイス(ミラー)バーンに特注パッドは心してブレーキングしなくてはならないことを体で覚えました。

あるところまでブレーキを踏むと、パッドがローターを「ぐぅっ」と挟むんです。アイス(ミラー)バーンで一瞬ロック状態となりふらついたと思います。氷の上の低速から停止のブレーキングでした。

>117おやじさん
ミニはエンジンがしょぼいので直線では悲しい思いをすることが多いのですが(それでも最終型のインジェクション仕様でゼロヨン19秒。byCG誌のテスト)、コーナリングスピードとトラクションの高さは目を見張るものがあります。小さいゆえに軽量で、ブレーキングポイントも結構奥に取れますしね。(^_^)v
ファッション性で語られる事が多いミニですが、ワタシ的にはこのドライビングの楽しさが一番のお気に入りです。

>イノウエさん
ダンパーやスプリングの変更も、雪道のグリップに大きく係わりますね。ワタシは、やっぱり雪が降ったらクルマに乗るの、止めます。(^_^;)

イノウエさんへ
ついでだからどんどん書いてみます。ご助言よろしくお願いします。
まさそりさんへ
知人に、本物1275クーパーSでアルトワークスにチギられたと言う方がおられます。(爆)
本来のMiniの楽しさはその運転感覚にあるわけで、「わぁかわいい♪」で飛びついたおねえちゃん達はまた別の世界のお話しでしょう。
#そのおかげでMiniが生き永らえたと言う事実はあるにしても...(笑)
足周りの件はネタで頂きます〜。(笑)

二年前に、前ミニで。
高速を150km以上で走って来た車がいました。
この車、完全にフル改造。しかし、外見はノーマルにわざとしていました。
ホイールベースが短いので、タイトなコーナーが続く道路では、普通の車より楽に走れます。

ブレーキパッド。
会社にある日産=マツダのファミリアバンのブレーキは、冷えているとブレーキを強く踏まないと、止まりません。
バンで荷物を積んで走る時に、ブレーキ本体の強化ではなく、パッドを良く効くようにした安易な設計です。

>ハッピーパリーさん

私のクルマ、その安易にパッドで効くようにしたヤツです。
ブレーキって奥が深くて難しいですね。

お二人様、ありがとうございます。
ブレーキの件もネタで頂きます〜(笑)

HMのような年代モノではとにかく(普通の現代車)並の制動力を得られるようにと言う事が大目標になりますよね。なんでもいいから止まってくれ〜って感じで。(笑)
で、現代の車に乗ってみると実は意外に絶対的な制動力が不足している車が少なくない事に気づかされます。踏み始めに強い制動が得られる設定になっている事が多いのでマジにパニックブレーキを踏んだ時は逆にあっさりロックしてノーコントロール状態...。
これで良いのか、現代の車!...と思うのは私だけでしょうか?

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