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2006年1月30日 (月)

圧雪路のコーナリング

前の記事でスピードの話をまず書いたが、コーナーに於けるスピードの考え方も同様に「こんなもんだろう」と思うスピードの半分で良い。
冬場の高速道では50km/h制限になる事が実に多いのだが、まあ50と言うのはともかく通常の80〜100km/hより相当低い速度に規制したがるのはもちろんそれなりの理由があっての事。この理由の大半はコーナーにあると思う。

高速道のコーナーは僅かな例外を除けばほとんどが130R以上の大きなものになっている。130と言うのは正確な数字ではないけれど、これは言うまでも無く鈴鹿130Rを例としたいためだ。テクニカルでかつスピードも乗ると言われる鈴鹿サーキットの、この130Rコーナーと言うのは昔から名物になっている。これをF1のようなフォーミュラカーなら5〜6速(今は7速!?)全開で抜けると言う。
まぁF1ドライバーの真似をしろと言ってもしょうがないのだけど、普通のドライ路面+夏タイヤならこの程度のコーナーはコーナーであると言う感覚すら無く通過できるだろう。

スタッドレス+圧雪路の限界は90km/h程度と言う事を前回書いた。
当然ながらこれは直線に限ったお話しなのであるが、まぁ十分な安全が確保できそうであればそこそこのコーナーを80km/h程度で曲がってみて頂きたい。ただしくわえたばこや片手に缶コーヒーは禁止。(笑)
ここでは車の挙動と言うものに集中して頂く必要がある。
夏タイヤでは僅かにハンドルを切る程度で何事も無く通過する同じコーナー・同じスピードで、こちらの場合は車が細かく挙動を乱す事に気づくはずだ。アクセル開度一定・ステアリングの角度も一定の状態で走っても車は小さく左右に向きを変えようとする。
舵角が付いているフロントタイヤに圧雪路面のでこぼこのような外乱が加われば車は瞬間的にアンダーステアを誘発して外側に膨らむし、リアタイヤでは逆にオーバーステアとなって車は必要以上に内側へ切り込もうとする。

大半のドライバーはこれらの挙動を無意識の内に修正しているのだが、圧雪路でスピードを上げ過ぎるとほんの一瞬のタイミングで車が一気にブレークすることがあり、これは普通のドライバーの能力では対応できない大きな挙動変化となるため事故につながる確率が高い。
この場合のきっかけはほんの僅かなオーバースピードであったりステア角度やアクセル開度の僅かな違い、あるいはブレーキの使いかたが不適切であったりと言った事による場合が多いのだが、なにしろスピードが高いと言う事がまず一番の引きがねとなる。それによるぎりぎり状態のタイヤに上記の不適切要因が重なった時、それが最新のスタッドレスであったとしてもタイヤはあっさりブレークしコントロール不能となる事も珍しくないと言う事だ。

先程の80km/hでの実験をしてみると、もちろんそれで身の危険を感じた場合はすぐスピードを落とすべきなのだが、ある程度の運転技術がある方ならどうにかそのスピードをキープ出来るのではないかと思う。この時実際に行なっているのは終始絶え間ない小さなカウンターステアと適切かつスピードを落とさないための微妙なアクセルオンであり、それらを必要最低限の量で適切に行なえればこれは別に不可能な事ではない。
ただし、それをずっと続けたとしたら、...いい加減疲れませんか? と言うお話しなのだ。もしそんな運転を一時間も続けたとしたら間違いなく疲労困ぱいする事は保障できる。全然平気だと言う方は今すぐ会社を辞めてラリー屋さんを目指した方が良い。(笑)

これも解決策はいたって単純であり、すなわちスピードを落とすと言うだけの事なのだ。
圧雪状態の高速道を使って長距離移動したい場合、直線なら90km/h、コーナーは70km/hをひとつの目安とし、だらだらと同じ速度を続けるのではなくひとつひとつのコーナーできっちり減速してコーナリングしているのだと言う意識をしっかり持って走る事が必要になる。
長い距離ではそれが最も安全だし、また安定して距離を稼ぐためにも必要な事だ。車が安定すれば運転者の負担は少なくなり、長距離では運転者の疲れを軽減してくれるため結果的には最小限の時間で目的地へと到達できるはずだ。

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