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2006年2月21日 (火)

ABS 3

筆者が業務上の都合で記事を書けない事が時々あるのだが(すんません)、...そんな時に限ってアクセスが増えるのはなぜなんだろう???
まぁ悪魔の仕業と言う事にでもしておこうか..(笑)

ABSの話を続ける。

これをくどくど書き続けるのには理由があって、読者の皆さまの中でABS付き車両をお持ちの方は是非ともあらゆる場面でのABSの挙動を積極的に確認してみる事をお勧めする。
#もちろん安全には配慮して下さい。

その特徴が最も顕著に現れる雪道での話をしよう。
まずABSと言うものは前の記事でお話したようにあくまでも「タイヤがスリップ」してから仕事を始める事になっている。そのため通常のドライ路面でこれが効く場面はほとんど無いはずだし、例え雨降りであってもかなり強くブレーキングしないと作動しないはずだ。
それが雪道の場合だと、ほんとしょっちゅう作動するんですよ。
なぜかと言うと..?
それは雪道での路面状況が非常に細かく変化する事に原因がある。
例えば通常のブレーキでなんとか止まれるような路面状況で、その中に一瞬凍った部分があったらどうなるか。現代のABSはプログラムも進化しているようだが、少なくとも初期のABSではこの一発の滑りを検知した瞬間に作動する事になる。
これが一旦作動したらその後の数秒間は動作を継続するわけであり、それが例えすぐドライ路面に変わっていたとしてもABSは律義に細かなポンピングブレーキを繰り返すのだ。
これで困るのはABS作動中の絶対的な制動距離が激しく伸びる事なのである。

実際の例として圧雪+部分的な凍結路の赤信号で停止すると言う場面を考えてみよう。もちろんあなたはいつもより控えめのスピードで走っており、そこから慎重にブレーキングしている。非ABS車での経験から考えれば十分安全に停止できるようにだ。
ところがそのさほど強くないはずのブレーキング中に一瞬の凍結を感知したABSは勝手に作動し始める。これは運転者には非常に不安感の強い「空走感」として捉えられるためほとんどの運転者は本能的にブレーキを更に強く踏み込むだろう。もちろんその事はABSに対して「そのままもっと頑張れ」と言う信号となってしまうわけで、進化したプログラミングでもこのパターンを回避できない場合が多いと思う。
結果的にABSが作動した車は当初考えていた信号の手前ではとても止まり切れず交差点の真ん中でようやく停止すると言う事になり兼ねない。もちろん信号は赤なわけであり、このパターンが事故につながる可能性は高いと言えるだろう。

ここで必要なのはABSに頼る前に路面を終始観察しながら走る事である。
前方の信号が赤で止まらなくてはいけないような場面でも、そのずっと手前から路面を観察して「強めのブレーキをしても良い部分」を選択するのだ。凍っている部分はもちろん避ける。(そんなところでブレーキングしてもロクな事は無いしね)
またこの場合に最も確実なのは地元の運転者を真似る事だ。前方の赤信号に対して周りの車が極端に早めのブレーキングを開始したら、それはそこに必ず何かの理由があるわけであり、例えば微妙に下り坂になっていたり、例えばそこだけ吹きっさらしで凍りやすい場所であったりと、地元の運転者ならではの経験があるわけである。

単純にABSと言うものを考える時、これは「ブレーキングでタイヤがロックした時にスピンに繋がらないよう車側がブレーキを制御してくれる」モノとすれば良いのではないか。一般のドライバーにとってスピンは相当に怖いものであるはずだ。これが少なくとも「車が真っすぐ走り」「場合によってはハンドルも効く」事を謳い文句に登場したABSが助けてくれるかも知れないわけで、実際それで助かったと言うドライバーも少なくないだろうとは思うものの、ハナから過信すればそれがもろ刃の剣となる場合もあると言うことを警告させて頂きたいのだ。

この話、筆者の力量ではうまくお伝えできない部分も多いのだが、もう少し続けさせて頂きたい。

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