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2006年3月11日 (土)

見るためには?

昨日の話を続ける。

通常の運転で操作の起点となるのがこの「見る」と言う部分である。
車を運転していて何か違う操作を加えなければいけないような場面に転換する最初の情報は「目」からのものである事が圧倒的に多いはずだ。
例えば
「あ、赤信号だ」「ブレーキ踏んで止まんなきゃ」
あるいは
「青信号になったから発進しなくちゃ」とかね。
まぁこれらは普通当たり前に行われる操作だから問題無いと思うのだが(たまに信号待ちで熟睡してる人も見かけますが..)、サーキットとかで本気で踏んでるような場面ではちと話が違ってくると言う事だ。この場面での一連の操作は連続したり同時進行したりあるいは反復したりと、非常にややこしい状態となっているのがむしろ普通であろうから..。

とりあえずここでは「見る」事に注目してみるが、これも実は簡単な事ではないと言う事をお話する。
「えっ?、見る事ならただ見れば良いんだから簡単じゃん?」ってね。
コトはそんな単純なものではないんですよ...。

なるほど「見る」と言う事は己の網膜に写った画像が全てとなるのだが、ここにもうひとつ「写った絵を理解する」と言う作業が必要になる。これはつまり「感じる」と言う作業であると言えるだろう。
さらに一瞬で理解し切れない部分については「考える」と言う作業も必要になってくる事から、すなわち最初の「見る」事に対してすでに三つの作業が同時に必要となるわけだ。
...お判りいただけますか?

例えば山道でひとつのコーナーにさし掛かったとする。そのコーナー手前の路面がやや荒れているのが見えたとしよう。<これが「見る」と言う部分。
ここではまずその荒れ具合がどの程度のものなのか、そのまま普通にブレーキングしてよいのかあるいはそれを避けて手前でブレーキングを終える必要があるのか、と言う事を「感じる」必要がある。<これを「考え」ているようではもう遅い。
考える必要が出てくるのはこの後だ。
...その荒れはどのようなものか。なんでそんなとこだけ路面が荒れているのか?。

路面が荒れる最も大きな要素は「荷重」である。
大型車が頻繁に通行するような道路では新しい舗装でもあっという間に轍ができてしまう、あの状態の事を考えると理解しやすいだろう。
この場面ではコーナーの手前にできる荒れの原因はなんなのだろう?と言う事を考えるわけだ。
コーナー手前では誰だってブレーキングする。ブレーキングで車のフロントタイヤには大きな荷重が加わる事から当然路面もダメージを受ける事になる。そこまでは当然の事。
では必要以上に路面が大きく荒れていたらそれはなぜなのかと考えた時、その答えはそこがより強いブレーキを必要としている場面なのだと言うことになる。すなわちその先に続くコーナーの曲率が思ったよりも大きいものである事を知らせているわけだ。<これが「考える」と言う部分となる。

「感じる」と言う部分にはそれぞれの感性が必要となり、中にはそれが「才能」と言って良いほどに最初から優れている人も存在するが、なに、凡人であってもこれは努力する事で補える部分もあるわけでさほど心配する必要は無い。余計な事を考えず努力を続ければ良いだけの話だ。

ところが「考える」と言う部分については「経験」と言うものがモノを言う場合も多くて、これは若い人にはちょっと辛い部分となるだろう。
#「孫が居るじいさん」をなかなか抜けないのはこのためね。(笑)

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