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2008年1月 4日 (金)

SME模型社

一部のみなさまには大変お待たせいたしました。(笑)
SME Model 3009についてのインブレッションです。

まずはこのメーカーの歴史 (英文です)をお勉強しましょう。

近代のオーディオの世界で確固たる地位を築き上げているのがこの SME TONEARM なんですけど、
「いや、さすがきれいに造ってあるんだねぇ...」
「まぁ、元が模型屋だから」(笑)

SME社H.P.によればその創業は1946年であり、当初の社名は"The Scale Model Equipment Company Limited" ......そう、模型屋さんなんですね。
そしてここでは創業者であるRobertson-Aikman氏が「自身が必要としたために」1959年にオリジナルのトーンアームを開発したのが現在に続くSME社であるというような事が書かれている、......ような気がします。(自信無いけど...)

実際にこのアームが評価されるようになったのは1978年に"Engineering Design Award - CES Chicago"等の賞を取ったあたりからだと思います。これと前後するようにして日本の雑誌でも盛んに取り上げられた事から各地のオーディオショップの展示・試聴用として急速に普及し、当時18〜19歳の青森の田舎もん少年であった筆者でさえ現物に触れ音を聞く機会に恵まれたのはラッキーな事であったと思っています。
ここでの筆者の最初の印象は、
「きれいなカタチの機械だねぇ」と言うものでした。

その当時の試聴室の定番は「グレース」「テクニカ」「オルトフォン」あたりだったと思います。いずれも機械としては正しく正確に造られていて音もそれぞれなかなかのものがあったはずなのですが、そんな中に突如出現したこのSMEの美しさは明らかに群を抜いていました。
ただなにしろ高価(高級国産品の2倍はしました)だった事と、その美しさが逆に筆者には遠いものと言う印象に拍車をかけるような気がしていて、なんかトラウマ的にそれ以後も所有したいと言う気になれないままで居たのです。




ただし筆者自身がその「音」に触れる機会と言うものはそりゃあもう数限りなくと言ってかまわないほど多かったわけでして、このアームはほんとにありとあらゆる場面で接している本当の定番でありひとつの基準であると言って良いほどに見慣れた、聴きなれた品でもあったわけです。
このような状態は少なくとも1981年ごろまで続いてました。

そしてこの頃、日本のアームとして「FR」「SAEC」「AUDIO CLAFT」などの比較的歴史の浅いメーカーの品が脚光を浴びるようになります。
これらはいずれも「絶対的な音のクォリティ」と言う面ではすでにSMEを凌駕するレベルに達していましたので、SMEと覇を競うような形でそれらが進化して行く事でピックアップ関連の業界が非常に充実した製品を続々と生み出し活況を呈した時期でもありました。

#試聴室に二台並べられた(同じ機種の)ターンテーブル。
#片方にそれぞれ興味深い新しい製品を取り付け、もう一方の比較用には決まって #3009 S2 imp. が取り付けられていたものです......
もちろんSMEは「いつもの」SMEの音ですから客の方はSMEの音の方を評価しようなんて気はさらさら無くて、もっぱら新しい方のアームの音に耳を傾けSMEの音はあくまでも「基準」として捉えていたわけですね。
実際どこで聴いてもSMEはSMEの音だったんですから.......

この「SMEの音」の印象を唯一ひっくり返してくれたのが一関ベィシーでしたね。

常に非常に高いレベルで安定した音を提供してくれるSMEのアームはともすれば(ハイエンドのマニアにとっては)可もなく不可もなく的な印象になっていた事は否めない事実であったろうと思うのですが、ことベィシーの音に関して言うならばあの音の構成要素のひとつとしてSME(ただしS2のノン・デタッチャブル)が含まれている事がにわかには信じがたいぐらいの驚きでもあったわけなんです。

これはここの筆者の本当に正直な印象です。


まぁベィシーのキカイは、例えばType3にしろLINNにしろ、あるいはJBLアンプ群、さらには2220B、375、075のいずれもがそれぞれ単独のキカイの印象として筆者が持っていたものとはまるで別次元の音になっていますから、SMEが然るべき名人の手で調整されればああいう音になる可能性があるのだと言う実例を見せて(聴かせて)いただいてる状態とも言えるわけでして、ま、おまえらも精進しろよと言う(笑)菅原さんからのエールであると勝手に解釈してこの筆者なんぞも(20年ばかり)遅ればせながらSME道に足を踏み入れてみようかと言う事になったのですよ。

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b#おやじなJAZZ&AUDIO」カテゴリの記事

コメント

遅くなりましたが,新年明けましておめでとうございます。
正月休みの間中,雪ばかり降って今日も朝から除雪です。
空を見上げて,よくもまぁネタ切れせんなーと独り言ってました。
そういえば今 UREI813Bネットに出ていますがあの音、実は忘れられないくらい,音が良い,の印象があるんですが,どう思います?。
週明けから仕事です。接触不良のCPU,ボデーのストレッチメンテ時,除雪のせいでピボットにギックリ多少でてます,アーム類,足回りのブッシュのヘタリ,これも除雪のせいです。
あーあ定年退職が待ち遠しい。
話は変わりますが,私はマイカーの仲間入りからずぅとFR車を乗り続けてます。軽は四駆のホンダZです。このZ,ナカナカすばらしい性能なんですよ,
ミッドエンジンでFR志向なので冬限定でカーブ,交差点は四輪ドリフト状態で駆け回ってます。
冬はスタッドレス,路面が少しブラックアイス,圧雪状態に成りましたらフインランド製ノキアのスパイクタイヤ。そして今はMT-14の3ミリ出しフルピンスパイクこの三種類を使い分けてます。
赤信号,となりにどんな高性能なフルタイム車が止まっていても全て置き去り,悲しいかな所詮軽,その後の直線,狂ったように追い抜いて行きます。
来週はそろそろ食材の吟味にいきます。
SME勉強になります。


M壁さんとM山さんと三人集まって六本木で新年会してまし今帰宅。
 >悲しいかな所詮軽,その後の直線,狂ったように追い抜いて行きます。<
 信号GPで勝っても賞金は出ません。
ワタシじゃ有りませんが純正エアコン積んだホンダZ(水中メガネ)でママチャリに置き去りにされても涼しい顔をしてる位の度量が無いと117なんぞ乗れませんです。
 ままちゃりと信号GP所かワタシなんぞリジットラック上の乗せられた117でエンジンが回ったって喜んでるレベルですもんね。
南妙法蓮華今日・・・チーーーン♪

sabuさん、
明けましておめでとうございます。

>UREI813B
イイですねぇ。604-8G+GAUSの品でしょうか?
これ、私は大好きですよ。
元々ALTECが好きで長い間"755E"を愛用してましたから、フルレンジとしての究極である604は何度も手を出しかけてその都度様々な都合からあきらめている品であったわけでして、そのため今でも非常に興味のあるユニットなんです。
813BはC29+MC2255でしばらく聴くチャンスがありました。
音の方はオリジナルの620Aとはかなり雰囲気が違っていて、むしろエネルギー感を前面に出し絶対的に不足する低音部を追加ウーファーで補う事で604が本来持つ中域の良さを引き出すような音作りになっていましたね。
これを3wayマルチでトライしてみると面白いのではないかと思っています。
(UREIのネットワークについてはあまり評価しておりませんので...)
(新しい時代のJBLアンプがUREIの品なんですよね。つまらん音だと思うのです)

>四駆のホンダZ
あれま。
これ、私も岩手に住んでた時代に発売二週目に購入して4年間乗りましたよ。TURBOの方。ミッドシップの挙動がとても楽しかったのですけど、初期不良があったようでブーストがかからず非常に遅い車でした。(涙)

うんちくセンパイ、

>ママチャリに置き去りにされても涼しい顔をしてる
うーむ、そこまで凄いのは「2スト ジムニー」ぐらいしか思い浮かばないんですけど? (笑)

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