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2011年7月26日 (火)

「カングーロ」に取り憑かれた男

「甦る、伝説の名車 アルファ ロメオ「カングーロ」1/24への挑戦」

こう言う講演会に出かけてみました。

Img_0221

これはINAXギャラリーで8/20まで開催されている
「凝縮の美学 名車模型のモデラーたち 展」
(Beauty in Miniature Modelers of Classic Cars and Motorcycles)

Img_0214

この催しの一環としてモデラーの中のお一人である「斎藤 勉」さんが製作中のカングーロに関するお話しをして下さる、そんな大変に興味深い貴重な場でもあったのです。

カングーロと言う車に関してはINAXギャラリー側からの事前案内の中で説明がなされておりました。

......

ギャラリー1(東京)「凝縮の美学 名車模型のモデラーたち 展」 関連
講師:斎藤 勉 (アマチュアカーモデラー)

アルファ ロメオ「カングーロ」とは、1964年にイタリアの自動車製作工房の名門、ベルトーネの鬼才G.ジウジアーロがデザインした世界に一台しかないショーカーです。その抜群にすばらしいボディプロポーションは多くのカーファンを引き付けました。しかし、ジャーナリストによってテスト走行中に大破されてしまったという悲劇の車でもあります。
現在、自動車会社に勤務される斎藤さんは、4年以上かけてこの幻の車の模型づくり(フルスクラッチ/すべて自分でつくること)に取り組んでいらっしゃいます。素材にもこだわり、ボディは実車と同じアルミを使用。素人にはとても扱いにくい素材です。そのボディやフレーム、エンジンなどはほぼ完成の状態です。
制作途中ということで本展には出品されない代わりに、このトークの日だけミニ展示としてお披露目していただきます。途中でありながら、その精緻さ、美しさ、完成度の高さは一見の価値があります。トークでは、その制作にまつわるお話とご自身の模型作りへのこだわりなどをお話していただきます。是非ご参加ください。

......


Img_0217

つまり、この写真の斎藤さんと言う方は「実際に見た事は無い」どころか、「世の中に存在しない」車の1/24スケールモデルを独力で集めた資料からのみ推測して製作しようとしておられる、と言う事なのです。(汗)

#後にこの唯一のカングーロ実車はドイツで修復への挑戦がなされ、更に後修復途上のものを日本の有名なコレクターが買い上げて現在はイタリアで修復中であるようです。
#なんと実車の方も生き返ってくれる可能性があるらしい......(喜)

と、書いた途端に訂正する羽目になりまして(汗)、
そうだ実車のカングーロはもう完成していたのでした......(滝汗)
http://cgc5081.cocolog-nifty.com/cgc5081/2009/10/post-2a99.html
現在ブツは「アバルト美術館」にある模様......
#是非とも現物を見たいぞ !!

写真に写る数々の工具やらパーツ、そして製作に失敗して廃棄されかかっているパーツ(笑)等々、

現物を自分の目で拝見してみるとそのあまりの精緻さ、こだわり、途方も無い努力、延々と立ちはだかる壁に立ち向かう事で築かれた失敗の山にもめげず必ずや完成させようと言う強い信念が感じられて圧倒されてしまいました。

いやいやこれは、どんだけ凄いお人なんだろうと、
講演会のお話しの内容にも大変な興味がわいて来ますよね。

......そんなわくわくで拝聴した講演会なのですが、
意外や意外、この斎藤さんと言う方は講演会の間中を通して一切肩に力の入る風でもなく実に淡々と自身のトライのご様子とそれに伴う努力、また失敗の様子を只ただ単純に明晰に語っておられたのでした......(汗)

ありゃあ、
これはどうやらこの「カングーロへの挑戦」と言うお題そのものよりも斎藤さんと言う人物そのものへの興味が増した、そんな講演会となった感があるのは果たして筆者だけの感想だったのでしょうか?

講演の中で印象深かった一節をご紹介します。
「......例えばこの本物のマグネシウム素材を使って直径10mmほどのモデルカー用ホイールを鋳造しようとしている自分が居る訳です。実際の制作過程では筆舌に尽くしがたいほどの失敗を繰り返し、ついにはせっかく提供して頂いた素材も底を尽きそうになるに至って、......果たして、オレはこんな事してていいのか? と自問するような場面もありました」
「でもそんな場面で思い起こすのはこのモデラーと言う世界におられる素晴らしい先輩方の残した作品と技の数々なんですね」

「こんな落ち込んでるような場面で、かつてのあの人たちが残した仕事を思い浮かべて比べてみるならば、.........なんだオレなんかまだまだ全然かわいいもんじゃないか」(笑)

Img_0222

ちなみに講演中の会場の様子なんですけど、全員後ろ姿ですから公開しても良いと判断して載せますが、
この人たちって日本のカーデザイン及びそれに関連する業界の有名人が勢揃いしてる感じなんですよね。(大汗)
#なんぼ世間知らずの筆者でも(お名前までは思い出せなくても)お顔は雑誌やらなんやらで拝見した事あるぞと言う方がわんさかおられました。

うわー、筆者ひとりだけ超絶場違い状態(汗)

銀座 INAXギャラリーでのモデルカーの展示はまだまだ続いておりますので皆さま是非会場まで足をお運びいただいて、現物のもの凄さをご自身の目でお確かめになってみて下さい。

#カングーロはこの講演会だけの展示ですから会場にはありません、悪しからず。

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コメント

カングーロってこれですかね?

http://skytimegon.jugem.jp/

先日空き缶からHSVのマフラーを作ってみましたが
金属の加工は大変ですね。実物を見てみたいです。

GONさん、

カングーロ、それで間違いないです。

斎藤さんがアルミ成形のプロに相談したら
「あほか止めとけ無理」と断言されたようです。

#それでさらに燃え上がっちゃったとか(笑)

いやぁ、写真を見ただけで凄いですもの。
もうすでに飛び火してます(笑)。

GONさん、

>写真
現物はとんでもなく凄いです。ただ圧倒されるのみ(汗)

斎藤さん含めた皆さんで名古屋ノリタケで展示会があるようです。
近々ブログでご紹介しますね。
もっと西の方でも開催されるのか...?は聞き忘れましたが、お訊ねしてみましょうか?

大阪より下には来ないようですね。
ノリタケ!懐かしい!行ったことあります、あそこであるのですね!
ウチの兄にも電話しましょう。

GONさん、

今から写真撮ってアップいたします(汗)

ご無沙汰しています。
銀座でもきちんとご挨拶できず申し訳ありません。
また ノリタケの森の宣伝もしていただきありがとうございます。

名古屋 ノリタケの森では1週間ですがじっくりと堪能していただけます。
9月1日(木) 2日(金) 4日(日)にはご本人が会場にいますよ〜。

ヒゲさん、

>銀座で
いえいえこちらはただのヒゲさん作品のファンの一人って立場ですから。(笑)
#いちいちお気遣いいただくようなもんではないです。

>ノリタケ
ヒゲさんはずっと会場に待機されるのでしょうか
(それも大変(@Д@;)

これは、にゃごや方面の方々は是非とも会場まで出かけてヒゲさんの切り絵作品を見て頂きたいものだと思いますね。
あれは実際に現物見なくちゃ凄さが理解できないと思います。

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