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2012年7月15日 (日)

ALTEC #128B Meets #830"LAGUNA"

Img_0326

好きな人にはたまらん絵だと思います。
まあたぶんこの組み合わせの写真は世界中探してもまず出て来ないでしょうね。
それだけレアな古い時代のしかもその時の同時代を生きた機械同士の出会いが今日、実現しました。

場所は例によって隣町のAUDIO師匠宅です。

きっかけとしてはこんな感じ。

「TANNOYのシルバーの良さげなのが出てるんですよ。ちょっと聞いてみたんだけどウチのには無い中域の分厚さが心地よくてかなりぐらぐら来てるんですがどうしたら良いんでしょうかね?」

「はー? なにあの絶品のオートグラフ入れ替えるとでもおっしゃるんですか?」

「まあとにかく来てよ、その事で色々相談させて頂きたいし。そんな事考えだしてたら途端に今のオートグラフもラグーナも調子良くなっちゃってて夜も寝られなくて大変なのよ」

はあ。

まあだいたい見当は付くけどまたお宅にお邪魔して折角の音も聞かせて頂きつつまたなんぞお話しさせていただくようですかね。
ただねぇ、師匠宅の音って、特にオートグラフの方なんかたぶん今現在のしかも全世界的に考えてみたとしても確実にトップレベルにある音であるはず。
こんなチンピラおやじがあれこれ口出しするようなレベルの音じゃないと思うんですけどね。(汗)

まあいいか、答は最初から明らかなんだし。

と言う事でお邪魔したまずはALTEC "LAGUNA"の音。あらまた一段と奇麗なバランスになって美味しくなってますこと。
で、さっきの話の続き。

「モニターシルバーのユニット単体としてはいくつも出物があって、だけどオートグラフの箱に入ってるものは1台しか無い。ペアでは出て来ない。あるのはヨークとかGRFとかもう少し小さいヤツだけ。ならばユニットだけ買って入れ替えてみるか?」

はあ。

これだけの状態にあるオートグラフのユニット外すんですか?
まあ一度シルバーに入れ替えてみてまた今のゴールドに戻せばいい? 
でもこんだけの状態だと同じユニットを脱着するだけでも音は大きく変わっちゃうんですけど?

ヨーロッパものユニットって取り付けねじの締め加減だけでも音色のコントロールが出来るぐらいシビアなものなんですよね。古いヨーロッパもののユニットでは多くの場合キャビネットとの当たり面に付くガスケットを最初からわざと柔らかいものにしてあって、取り付けねじはアメリカ製品みたくきちっと締め付けるような使い方にはなってないんです。落ちない程度に音が過剰に漏れすぎない程度に緩く締めて止めるってのが正しい使い方。だって音色が激しく変化するんだもの。
アメリカ製品の場合はリジッドに強く固定するって考え方なのに対しヨーロッパものではガスケット部分のコンプライアンスを積極的に利用しようって考え方になってるんですね。締め付ける時のネジの角度で言うと90°(1/4回転)の違いで音は顕著に変化します。

次の問題点は、果たしてそのシルバーのユニット、ちゃんと生きてるものだったんですかねー?と言う話。
スピーカーって紙の「コーン紙」ってのを使ってるわけで。
それって極端な酷使あるいは経年によっては「枯れる」事があるんですよね。音がスカスカになっちゃうの。具体的には中音域だけしかまともに聞こえないって状態になる事があります。
これの有名な参考例はかつて新宿にあった「DIG」のLE-8T。聞いた事ある人ならわかるはず(笑)

で、さらにそのシルバーがまともであってそれでもそんなバランスの音であるのだとした場合。たぶんそんな事は無いと思うけど。
まー、
スピーカーったって所詮は機械なわけで。ひとつのユニットで広い帯域をバランス良く鳴らそうとすれば全域の音は広く薄くと言う方向になるのは致し方ない事。
それが特定の音域だけやたら元気で他の音域はまあいいか?みたいな作り方って、やろうと思えばできない事は無い、つかまあ技術的にはむしろ容易い事と言えるかも知れません。でもそんなのHi-Fiじゃあないよね?って事。

この事って実は実際のAUDIOの楽しみの中では相当に重要なファクターであるとも言えるんです。
つまり「きちんとバランスされた音は最善ではあるかも知れないが決して最高のものとはなり得ない」

AUDIO好きのこれは宿命とも言える部分なんですけど、それぞれがとことん突き詰めて求めて行った先にあるのは
「自分が好きな」
「この音楽の」
「この部分を」
「本物のと見まごうばかりあるいはそれ以上に」
「リアルに、またドラマティックに、あるいはセクシーに」
「再現あるいは新たなる表現をしてくれる事」

そう言う事なんですね。決してHi-Fiじゃあないよなと。(笑)

そんな事があってとりあえずのお遊びとしての提案がこのALTEC #128Bなんですよ。まあウチにたまたま転がってるものでもあるし。
まあLAGUNAでしょ? 入ってるのは超希少品のALTEC初期型ウーファーである#803A、それが相当に特性が揃ってるように聞こえる状態で片側二発ずつ。これって確かfoが高くて非常にドライブしにくいユニットであったはず。本来はホーンドライブが前提なのかなと。それが普通のバスレフ箱に入ってるんだからK師匠のようにまともに正面から300Bシングルでドライブしても無理があるんじゃ?と言うのがその理由です。

ここはまあちょいとひと癖ある#128Bで試してみていただきましょうかねぇ。6CA7PPだからそれなりにドライブ能力はありますよーん♪

んでおまけで手持ち予備のSHURE V15-Type3も長期貸し出し〜

さてさてK先生には福音となるのかそれとも新たなる頭痛のタネとなるのか?(笑)


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コメント

レベルが全く比べ物にならない我が家のオーディオ。
先日ケーブルTVの受信ユニットの無償交換に来たサービス員の方がオーディオマニアで私の構成でも喜んで下さいました。
受信ユニットの交換に来たのにとても喜んでお帰りになりました。
こんなこともあるのですね。

イノウエさん、

イノウエさんトコはスピーカーが良いんです。
あれがまだ生きて鳴ってるだけでも立派なマニアさんですもん。(笑)

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