「赤い耕耘機」
命名はRSR@M2 1028さん(大爆)
昨日の友人M所有のカプチですが、
SACLAMブログでさらに詳しい紹介がされていますのでご覧下さい。
と、
それだけではなんなのでこちらの勝手なインプレッションをもう少し書いてみましょう。
まずスズキ・カプチーノと言う車に関してwikiでお勉強してみて下さい。
ま、所謂「バブル三兄弟」ABCの内の一台と言う事になります。
(Az-1 Beet Cappuccino)
いずれもベースエンジンだけは汎用品から拝借しているものの他はほぼ全て新規に起こしてえらくカネの掛かってるまさにバブル期の申し子とも言える車たちなんですねぇ。
いやーよくもまあこんなの作ったもんだなと(汗)
これらのそんな特別な車たちなんですがさすがのバブル期と言えども軽としてはあり得ない高価格設定となっていたため販売台数は伸びず、従って現存数もそんなに多くはないと言うのが実情でしょう。
(生存率自体は比較的高いようですが.......)
そんな訳なのでこの友人Mの個体に関してもオーナーさんの思入れが強くなかなか捨てられないと言う気持ちはわかる、
.........と言う事にしておこう(汗)
.........これでこの後エンジンも治す事になるわけだから、もうちょっと程度の良い別個体買えてるんじゃね?
.........と言う話は言わないでおく事にしよう(汗)
と言う事で詳細インプレッションです。
まずはとっても気になる冷間始動時の「ぽろぽろぽろぽろ」と言うアイドリング音ですが、これはまさに三気筒F6Aの特徴と言うか宿命ですので気にしないのがイチバン。
これをなんとか誤摩化そうとしてやたら重低音の出る社外マフラーばかり出回ってるのはどうかと思いますねぇ。それやっても結果は「ぼろぼろぼろ」って音にしかなってないし。(汗)
ま、それでも暖気が済めばアイドリング音は「ぽろろろろろろろろ」と滑らかに繋がりますからこれはこう言うもんなんだとして気にしない事です。この軽やかな音が後で意味をなして来るってのはいつものSACLAMの手口(笑)ですから。
ただしこの一見静かで頼りないアイドリング音も例えばアルトワークスとか同じF6Aを積む車のオーナーさんであれば、
「......なんだこれ?」
とすぐに気づいていぶかしがるであろう事は明白な、そんな「静かな」音になっておりますね。(笑)
続いて走行中の車内からの音ですが、今回は短時間の試聴でしたのでカプチの屋根はクローズドのまま、サイドウィンドゥをわずかに開け閉めした程度の状態のリポートです。
まず車内でのこもり音はほぼ皆無、少なくとも気になるようなレベルの嫌な音は一切無いです。これは回転域を問わずに言える事。ここでつまらん重低音マフラーなんかだとこもり音でアタマに来てすぐに捨てたくなるなんて事がよく起こりますが今回のSACLAM管ではその辺はお見事に躾けられておりました。
続いてアクセルオン状態、これはアクセル開度を変え回転数をいろいろ試しながら3速8,500rpmまでの範囲での確認ですが、いずれの場面でも問題となるような嫌な音はありませんでした。
#この場面での試聴を昨日書いたようにオーナーさんは道端からも確認しております。
「車に背を向けて近づいて来る音・遠ざかって行く音を聞いているとなんの車種なんだかさっぱりわからない」(笑)
「今まで聞いた事ない音だけどすごくイイです」
「音質は全般的に軽めなのが嬉しい」
「さすがにFみたいに澄んだ音にはならないけどそれでも自分のカプチがこう言う音になってるのがとても嬉しい」
ちなみにここでの車内の音はやや濁点が付く程度の「バアアアアアアア」みたいな音になっております。
音量としてはSACLAMデモ車であるコペンや"ピカチュウ"スイスポよりも全般的にやや大きめですが嫌な感じではないですね。ウチのNA6CEや某M2 1028よりはやや静か。
そして特筆すべきなのが、まぁこれもいつものSACLAM管の特徴でもあるんですけど、アクセルを踏んで回転数を上げて行っても音色が突然変化する事が無く、僅かずつ滑らかに音が繋がりながら回転数に応じて音色を変えて行くそんな楽しさを味わう事が出来ます。
そしてその音色はアクセル開度でもまた変化しますので、SACLAM管に慣れてくれば自分のエンジンが何パーセントの開度で一番良く鳴くのか?なんて事を探りながら走る楽しみも出てまいります。
これは一般的な走行シーンでの例えばせいぜい3〜4,000rpm程度までを使って走ってる場面ではSACLAM管と言うマフラーはごく静かな部類に入ると思うんですが、ただしその静かな排気音の陰に「ほら踏め やれ踏め」と言う囁き音が混じってるのも事実。(笑)
そんな場面でのオーナーさんはじっと我慢しているしかないのよね(涙)
そして道が空いてある程度自由にアクセル操作できるような場面になれば、オーナーさんはその時の気分次第でギアを選択しアクセル開度を調節して好きなような音を奏でて楽しむ、まぁそれがSACLAM管を選択する最大の理由であるような気が致します。
世の中の誰でもがFを買えるわけではないし、
だけどあのFのように「排気音を楽しむ」事が出来るマフラーは確実にここに存在するわけですよ。
しかも、なにも制限速度を遥かにオーバーするような領域だけが楽しいわけじゃない、日常の足として使ってる範囲でも楽しめる場面はいくらでもあるわけで、そんなSACLAM管の対応車種に乗っているオーナーさんはそれだけで非常にラッキーとも言えるわけです。定番品としてリーズナブルなお値段で購入できるわけですから。
(とは言え一般的な社外品マフラーの倍ぐらいの価格になっている理由は、これは乗ってみないとわかんないからなぁ.........汗)
(定番品でも数ヶ月とか待たされる場合は、まぁ運とか、アプローチの仕方とか......笑)
そんなSACLAMでは定番品以外の車種オーナーさんからの
「なんとか作ってくれ」
と言う引き合いが後を絶たない状態であるらしく、
実際一年以上かけてSACLAMにお百度詣(笑)してようやく作ってもらえたなんてオーナーさんも少なくないようです。
ま、作ってもらえただけラッキー。
ワンオフだから定番品のさらに上を行くお値段になるのはしょうがないよねー(笑)
そんなラッキーな中に加えてもらったキミはとてもラッキーな男なのだよ、>友人M
最後にトンネル内でレブ付近を試してみたと言う友人Mのお言葉は、
「すんげえ〜〜です」
ま、SACLAMだし。
ま、当然でしょ? (笑)
それにしても昨日の走り去って行く音はほんとにノーマルのKENT積んだイギリス車の音なんだよなぁ。
軽めにバアアアアって奇麗に響く感じの、ありゃ?なんか面白そうなのが来た?みたいな音。
......ケータのサイド出しはうるさくてどうしようもないけど(笑)
......あとほんとのKENTだと車内ではメカ音が喧しくて大変だったりするんだけど(笑)
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